Adobe Photoshopコラージュ使用ソフト使用手法写真補正合成未分類

【合成写真】Merry Christmas!

今回は、“もし、PCカレッジの寂しい壁をスプレーアートで彩ったら”という空想を形にしました。

訓練中にクリスマスを迎えたので、それにふさわしいデザインにしています🎄

使用した画像

使用した画像は、以下の2つです。
いずれも自分で用意した画像です。

自分で撮影(人が写っていたので隠しています)
Photoshopの生成塗りつぶし機能で生成

使用した機能等

今回も使用ソフトはPhotoshopのみです。
使用した機能は主に以下です!

生成AI

今回はサンタの画像を生成AIに作らせました。
その時のプロンプトは以下です。

「グラフィティ、Xmas、グリーンとレッドのバイカラー」

削除ツール

教室の中に人がいる状態で写真を撮影したため、肖像権を守るべく、削除ツールで修正して写っていなかったことにしました。

多方向に伸縮

元の写真と完成した画像を見比べてもらうと、廊下が少し広くなったように見えるのがわかるかと思います。
壁を広く見せるために、写真自体も少し伸縮して、奥行きと広さを出すように工夫しました。

また、生成した画像を壁面にフィットさせるためにも、多方向に伸縮を行いました。

調整レイヤー(明るさ・コントラスト)

道広ビルの、歴史があり趣の感じられる壁を、少し明るくポップな印象に見せるために、明るさとコントラストを調整しました。

また、画面左の窓の外の景色がうっすらと見えるのが気になったので、そこをわざと白飛びして見えなくなるようにしてみました。

ぼかし(ガウス)

生成した画像をそのまま使用すると、スプレーアートの質感にならなかったため、ぼかしをかけて”それっぽさ”を演出しました。

制作時間

1時間以内に完成しました!

今回は、AIに画像を生成させるのに最も時間がかかりました。
プロンプトの入力の仕方によって出力される画像が大きく異なるため、その調整に時間を割きました。
(ボツになったAI生成画像は後の章で紹介します)

工夫した点

① 生成AIを用いて画像生成し、100%オリジナル作品に仕上げたこと

教室のPCでIllustrator が使えないため、オリジナルのイラストを作ることができませんでした。
そのため、Photohsopの機能でオリジナル画像を生成することにしました。

壁についても自分で撮影し、今回の画像はPhotoshop作品において初めて、100%自作となりました!

② リアリティを追求できたこと

先述しましたが、イラストをスプレーアートに見せかけるにはいくつかの工夫が必要でした。

  • 多方向に伸縮:壁に描かれているように見せる
  • ブレンド条件画像を乗算にするのに加え、壁の質感を浮き出させてよりリアルな感じにする
  • ぼかし:スプレーで書いた質感に近づける
  • 床面への反射:実際に絵が描かれた場合は必ず床にも反射するため、その情景を想像して反射しているように見せる

その他

生成AIが提案してきてボツにした、おかしな画像の一部を紹介します。

ボツ案-1
プロンプト:「クリスマスのバブルグラフィティ、グリーンとレッドのバイカラー、ストリートのスプレーアート風」
ボツ理由:絵としては好きですが、スプレーアートではないですよね…
ボツ案-2
プロンプト:「グラフィティ、Xmas、グリーンとレッドのバイカラー、ストリートのスプレーアート風」
ボツ理由:何語ですか…?
ボツ案-3
プロンプト:「グラフィティ、Xmas、グリーンとレッドのバイカラー、スプレーアート風」
ボツ理由:カラーだけはクリスマス……なぜ”2020″…?
ボツ案-4
プロンプト:「グラフィティ、Xmas、グリーンとレッドのバイカラー、スプレー」
ボツ理由:誰?!何て書いてあるんですか?!

ヒトが「クリスマスのスプレーアート」と言われて想像するものは、ディテールは違ってもおおよその雰囲気は似ていると思います。

しかし、AIはヒトが感じている雰囲気や、ぼんやりと思い描くものを表現するのは苦手なようです。

また、”画像で文字列を描くこと”も苦手なのかな~と、今回の画像を見て思いました。
ローマ字らしき文字みたいなものが描かれていますが、実は文字になっていません(笑)
文章を生成するAIも、画像を生成するAIも進歩しているのに、絵で文字を表現する段階には至っていないというのは興味深いです。

とはいえ、AIは0から1を生み出すのは得意であるため、それをベースにして、自分でイラストやデザインを高めたり、新しい発想に繋げられるような能力も身につけていきたいと思いました!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この作品を作った人
misato nishi

Web & デザイン実践科(7月生)。
真面目そうに見えて、実はクソ真面目。

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